どうして「気」に「qaqqaru＝かかる」と言う表現がある
のでしょうか。この表現は人間だけではなく植物の出来
具合も表す事がシュメール語とアッカド語を学ぶと分か
ります。「相手」の事が「気にかかる＝頭の隅に浮かぶ
＝心のどこかに引っかかる」状態だけでなく「農作地」
に植えた「農作物」の成長が「気にかかる」状態も表す
事が分かります。土砂降りの雨降りには「土砂＝泥」
が着ている服に「かかる」時もあります。 「人間」は
「土の欠片、土塊」から作られたと考えられています
ので人間の気持の「ki＝気」も「ki＝土」から出来て
いる事が分かります。
シュメール語とアッカド語のアルファベット
表記は次の通りです。
シュメール語 日本語 英語
（大文字表記）
アッカド語
KI 土 ground
地球 earth
地表 ground as
a surface
領土 territory
（反対語 (as opposed to
は空や sky and sea)
海）
qaqqaru 地面、 ground
地面の ground
表面 as a surface
地球 earth
地形、 terrain
地勢
領土 territory
qaqqaru 領土 territory
土地の stretch
広がり of land
qaqqaru 敵の enemy
nakri 領土 territory
qaqqaru 底の部分 floor of
舟底など a boat,
基礎 base
qaqqarish 地に (down)
倒れた to the ground
壊された (destroyed
建築物 building
qaqqaru 気に part of
掛かる a liver
破滅 to raze
させる to ground
酷い目に
合せる
喉に
The Pennsylvania
Sumerian Dictionary
Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile
de France
