古代の言語散策

ヒエログリフ、シュメール語やアッカド語など

ヌマの語源、ヌバの変化形、真っ暗闇の夜中、真っ黒

 昔の人間は太陽が出ている明るい時間帯は働き
「日没後」の、 「夕方から真夜中」の「暗い」時間帯は
お家に帰り、「寝る」時間帯だったと、推測されます。
「真っ暗、真っ黒」を表す日本語に「真っ暗=真っ黒
=nubatt=ヌバタ」「マ=間」があります。この言葉
アッカド語由来の言葉です。「b=m」の変化が
ありますので「ヌマ=numa=nuba=ヌバ=黒=
暗い」状態、即ち「寝る時間帯」を表す事が分かり
ます。 日本語でも「沼」は「暗い」所のイメージが
あります。去年の7月には、暑い夏は、寝「ぐる=
guruh=grh」しいと述べた事があります。

 


 アッカド語ヒエログリフのアルファベット
 表記は次の通りです。

 


 アッカド語(A)  日本語     英語
 ヒエログリフ


 nma       ヌマ、     go to sleep
           暗い
           ので
           寝に
           行く

 

           眠る      to drowse

 

           横に     to lie down
           なる

 


 nubattu  (A)   夕方の     evening


           夕刻      evening
                    time

           一夜の    overnight
           泊り       stay

 

 grH        夜         night


           夕方        evening

 

 grH         終り       ending


            終り       end


            中止       cessation

 

 grH        言葉、詩      verse
           の終り       ending
           に用い
           られる


Middle Egyptian Dictionary
2018
Mark Vygus
(15.3 mb)
1414
 248
 249
 493
1304

 


The Pennsylvania
Sumerian Dictionary

 

The Assyrian Dictionary of
the Oriental Institute of
the University of Chicago (CAD)
N part 2
329