古代の言語散策

ヒエログリフ、シュメール語やアッカド語など

馬耳東風の語源、風と木と耳の関連用語、シュメール語由来の表現

    馬耳東風は「馬」とも「東」とも直接は関係ない
言葉です。 関係があるのは「風」と「木」と「耳」です。
物音は「風」が吹くと、「木の葉」が揺れて分かります。 
シュメールの「耳」で「聞く」状態は 「木」で出来ている
「門」の関連用語です。馬耳「東風」の人に何も言って
も無視されるでしょう。「豆腐」に鎹と同じです。

 

 シュメール語のフアルファベット表記
 は次の通りです。

 

 シュメール語 日本語    英語  
(大文字表記)


 GESHUTUNG    馬耳     to forget
 ULU        東風   

           忘れたのは
           聞いていない
           のと同じ
           
      
 GESHTUNG    耳        ear    

 

 ESH          門を      tree
           作る木

 

 ULU        聞き得る    wind
           のは
           風が
           吹くから

 

           南の風    south wind
           は良く
           聞こえる
           状態


           南風は
           東風では
           ない


           馬耳東風
           の否定


           南         south


           悪魔        demon

 


The Pennsylvania
Sumerian Dictionary