古代の言語散策

ヒエログリフ、シュメール語やアッカド語など

バクの語源、白い、目立つ、浴びる、被る

前に「白地に赤く」の「白地」は「baxt=
目の白い部分」への当て字を「しろぢ」と読み
変えた言葉だと述べました。「目の中の白と黒」
は物を区別する分かり易い色です。日光も照っ
ている昼間は良く物が見えます。日が沈み夜に
なると暗くて黒くなり物が見えなくなります。
「bax=日の出、太陽が光り輝く」状態と「白
目=baxt」が似た音なのは偶然では無いです。
滝から落ちる水の色も「白い布」のように見え
ます。「滝」は「baku=瀑」布とも言います。
滝の水しぶきを「被る」人も多いでしょう。滝
壺に入り頭に瀑布の水を受ける事も修行と考え
る人たちもいます。

 

 

 ヒエログリフアッカド語のアルファベット
 表記は次の通りです。

 


 ヒエログリフ  日本語    英語
 アッカド語(A)

 


 bAX        被曝、      to rise
           日の出、    (of the sun)
           日光の
           眩しさ


           灼熱の
           太陽の
           熱さ

 

 

 

 

 bAXt      白地、   white
         目の    (of the eyes)
         白い
         部分

 

 

 

 nadba'ku    那智の      a waterfall   
           瀑布 

 natbaktu    那智瀑布     a waterfall

            降り注ぐ   pouring       

           山の      (mountain)
           水が       gully
           流れる
           峡谷

       注: シュメール語辞典の表記


 nadba'ktu     那智の     a waterfall      
            瀑布


            峡谷      a canyon
            
            川の流れ
            で浸食
            された所

 

           川の       a river's
           狭間       gorge

 

           深い溝、     a gully
           小さな                
           水路

           浸食され    a ravine
           た峡谷

 

 

 

 

 

Middle Egyptian Dictionary
2018
Mark Vygus
(15.3 mb)
 586
1573
1574
 328

 

 

 

Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile
de France