古代の言語散策

ヒエログリフ、シュメール語やアッカド語など

2019-04-24から1日間の記事一覧

いぶし銀の語源、今も銀の値打ちがある、十分役に立つ状態

何故「いぶし」銀と言う不思議な表現があるのでしょうか。 この表現は多分シュメール語への当て字でしょう。未だ使えて十分「銀の値打ちがある」状態が「ibsi=いぶし」銀と推測されます。心の「琴線に響く」と言う表現があります。 「いぶし」銀と言われる…

クラーク・サッタンの語源、完全にやられた、何も残らず全て取られた

完全に「負けた、やられた」状態を表す名護方言は「完全に=xula’qu=クラーク」 「サッタン=してやられた」です。この表現の中に「xala’qu=滅ぼされた」状態を表す言葉の変化形が含まれている事が分かり ます。「チュラ」サンを、名護方言ではクラ・ ハン…

クスーの語源、糞ったれ、死ぬ前に敗残兵が吐く言葉

「糞ったれ」の「糞」の沖縄方言は「k-wsh=k-wsu=クスー」です。「糞」には「wsh=酷い目に遭わされた状態」が含まれています。敗残兵の吐く言葉が「クスー=糞」ったれと推測されます。 ヒエログリフのアルファベット表記 は次の通りです。 ヒエログリフ …

カラークの語源、枯れ木も山の賑わい、死屍累々

「死屍累々」と同じ状態が山を形容する「xala’ki=枯れ木」も山の賑わいでしょう。「死者」はこの世では何も出来ないです。人間にとり「枯れ木」も何の役にも立ちません。 「山」の音には、「悪るい」意味が あります。「病い」や「疚しい」等です。「悪るい…

御主の語源、ウシュ、ダル・ガルと同じ、相手を自分より強いと表現

「あの人は誰か」の名護方言は「ダ・ルガルー」です。シュメール語が分かると見知らぬ人は「王様=偉い人」と持ち上げた表現になっています。ヒエログリフが分かると「wsh=御主 =おぬし」も自分より、強い人と表現している事が分かります。もし相手と戦っ…

崩すの語源、破壊する、ヒエログリフ由来の言葉

「崩す」にも「失」なうの「wsh=wshi= 破壊された=ウシ」が含まれている事が分かります。敵に「破壊され、崩されて」 「wshi=失」なう場合が多いようです。 ヒエログリフのアルファベット表記 は次の通りです。 ヒエログリフ 日本語 英語 wS 崩された be…

急須の語源、貯蔵槽と違う、中身を全て注ぐ、後で湯や茶葉を入れる

なぜ水槽や蔵以外に「急須」と言う言葉があるのでしょうか。その意味は急須を使う時は「少量の」お湯を茶葉の入っている「容器」に入れて、出来た「お茶」を「全て」お茶碗に「注ぎ」 必要な時には新たに「お湯を注ぎ足す」 為の道具だから「ky-wsh=ky-wsu…

万事休すの語源、敗残者が吐く言葉

「敗残者」が吐く言葉に万事休すと言う表現があります。この表現にも「wsh=wsu=破壊された」状態を表す言葉が含まれている事が分かり ます。 ヒエログリフのアルファベット表記 は次の通りです。 ヒエログリフ 日本語 英語 wS 破壊された be destroyed wsh…

洲の語源、海に面した陸地、海に比べて水が少ない所

川の下流、河口に出来た平ぺったい地域、 海に面した地域を「shw=sw=海に比べて水が少ない所」と名付けた人たちは古代の エジプト人だった事がヒエログリフを学ぶと分かります。ギリシャ語の「Θ」も同じ語源から派生した言葉と推測されます。 ヒエログリフ…

ウスーの語源、干上がった状態の否定、沢山の水、潮

「shw=sw=干上がった」状態を否定の接頭辞の「w」で、否定した言葉が「wshw=wsw=潮」だと分かります。 「asa=朝」には、「沢山の」 意味があると前に述べた事があります。「潮」の沖縄方言は「wsh=wsw」です。 ヒエログリフのアルファベット表記 は次…

会はぬの語源、アパヌの変化形、互いに顔を見せない

なぜ「会わぬ」の古語が「会はぬ」であるか やっと分かりました。名護方言の「パナ」が「はな=鼻」に、変化している事が分かると「会はぬ」は「会パヌ」から、変化した事が分かります。「会はぬ=a-panu=会パヌ= 顔を見た事の否定」である事が分かります…

ワニーの語源、自分の鼻を指し私と言う

「panu=hanu=wanu」の変化が分かると自分の「panu=pana=鼻」を指し「自分=私、我、吾」と言う表現は「wanu=wani=ワニー」に変化する事が分かります。名護方言の「私」は「panu=wanu=wani=ワニー」です。語尾の「i」を省略し「ワン」と言う時もあり…